雅なマダムの笑劇場 直球・カーブ・変化球 魔球はどこへ落ちるやら  コメント欄も小劇場
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 雪解け
2009年03月23日 (月) | 編集 |
地球温暖化が危惧されている中、今年の暖冬はダントツだった。
人間はわがままなもので、嫌いだった冬もあまり暖かいと、耳が痛くなる程
凍てついた空気で息が白くなり、歩くとキュッと雪が鳴る朝が恋しいような
気さえする。

したがって雪解けも早くなり、うかうかしているとブーツを履いているのは
自分だけ、厚手のタイツもさっさと脱がないと春に置いていかれる。
歳を取ると、体温調節をまめにしなければ風邪を引くのでやっかいだ。

子供の頃は舗装されている道路がほとんどなかったので、この時季は
ぬかるみ状態が長く続き、アチコチに汚い水溜りがあった。
待ちに待って乾いた道を短靴で足取りが軽くなると、やっと春だった。

〇十年前の若い頃も今とは比較にならず、桜咲く入学式にむろん花は咲かず
雪解けの汚い道を歩いて行かねばならなかった。
ある女子高のそばを通りがかった時、式へ向かう母娘とすれ違った。
その頃は着物姿で臨む母親も多かった。
真新しい制服姿の愛娘に正装した母、その晴れやかな光景は一瞬のうちに暗転。
母親が水溜りの中へ転んでしまったのだ。
少し離れたところで見ていたのだが、目が点‥ 気の毒を通り越して青ざめて
しまった。 帰りではない、式はこれからだ! 
そしてなんと、娘は助け起こすどころか知らん振りを決めてスタスタと先へ
行ってしまったのだから、点になった目は線になり見えなくなった。

ああ、なんと恐ろしい娘に育ててしまったのだろう。
悔いるも哀し、泥の中の着物姿‥

先を急いでいたし娘の行動が強烈過ぎたのか、その後の記憶が全くない。

雪解けが始まると決まって思い出されるのです。
ああ、その時のお母さん、可愛い孫に囲まれて幸せな老後をお過ごしで
あることを祈ります。

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 おくりびと
2009年03月16日 (月) | 編集 |
アカデミー賞受賞で更に観客が増えているらしいこの映画は観ていないが
納棺師の仕事を間近で三度見ている。

なにやら流派があるらしいが、一番見事に感じたのは祖母の時だった。
布団の中に手を入れたまま粛々と行なわれている間、まさに静寂な時が流れた。
幸福な老後を過ごし寿命を全うした逝き方だったので、遺された者達の覚悟も
据わっていたのかもしれない。

父の場合は違った。
腕の骨が折れそうな扱いで、思わず声を上げたのを覚えている。
病院から連れ戻った日、母と二人でゆっくり時間をかけてきれいにして
あげて幸いだった。 その時確かに父は涙をひとしずく流したのだ。
病院では看護師たちが清拭を施している間、家族は全く蚊帳の外だった。
今でもそうなのだろうか。

母はひと月ほど訪問看護を利用したのだが、大変親切で優しい看護師であり
患者とその家族に対する接し方は精神的な面を含め、医師よりよほど優れて
頼りになり、助けられた。
その人と、生前同様に熱いタオルで全身を余すところなく拭き清め、髪には
いつもよりもっと丁寧に櫛を入れ、母が自ら作り置いた旅立ちの衣を着せる
ことができた。
まだぬくもりの残る身体に、ぬぐう間もなく落ちてかかる涙は冷たかったで
あろうが、娘として最後のつとめを心ゆくまで果たすことができたのは幸福で
あった。
納棺師を待たず、急ぎ集まって来た縁者たちは母の美しさに深い悲しみを
癒されたという。 看護師の素晴らしい仕事のおかげである。

あらかじめ葬儀屋の会員になっておくことはできても、納棺師を選べる人は
稀少であろう。 死者を送る儀式は生き残るものたちのためにもある。
愛する人が、穏やかな顔で新しい旅立を受け入れたことを感じ、心置きなく
別れを告げることのできる時間が必要なのである。


 近況報告その2
2009年03月08日 (日) | 編集 |
更新していない間も訪れて下さり、ご心配を頂いた方々に感謝いたします。

稼ぎがひとつや二つでは暮らし行けないご時勢なので、事務の仕事に就き
わずかではありますが、稼ぎをひとつ増やしたのでございます。
ひょんな出逢いから、法事が済むやいなや決まったので忙しいの何の。
There is a bitch.
そこには悪魔が居りまして、パートの身分ですが親の年齢のような私を
そいつがこき使うのでございます。
その内キレて血を見るかもしれません。
流す方は私ですよ、血。
一言返したばかりに刺されると思われます‥

とにかく、忙しいか暇かで丁度良い時がない人生。
ではまたお会いしましょう、サヨナラ サヨナラ サヨナラ


 近況報告
2009年03月04日 (水) | 編集 |
取り急ぎ生きていることをご報告いたします。


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